こんにちは。保健師 ひろみです。
女性の皆さん、いや男性も気になっている「肌」をキレイに保つ方法。
どんなものを思い浮かべますか?

そうね。あれでしょ!コラーゲンとか。肌がつるぷるになるってウワサの!
そのとおりです!と言いたいところなんですが、半分正解というところですね。
Twitterで次のように発信しました。

半分正解ってどういうことなの!?よく、テレビとか雑誌とかで取り上げられてるのに違うの?
コラーゲンなのは、間違いないんですがコラーゲンを食べるというのはあまり意味がないんです。
なぜかというのを、次の流れで説明していきます。
・肌のたるみやシワの原因
・コラーゲンを食べても吸収されにくい!?
・体内できちんとコラーゲンが作れる食事をする!
・まとめ
肌のたるみやシワの原因
年齢を重ねると、たるんだりシワができてしまったり。みなさんも経験されていることかと思います。これは、表皮の下にある真皮の中のコラーゲン繊維が老化により弾力を失ってしまうからなんです。

コラーゲンは、たんぱく質からできているってご存知ですか?皮膚や筋肉、内臓など人体のあらゆる場所に存在しています。肌の中では、その約70%が表皮の下の真皮に含まれています。このため、コラーゲンは肌の若さを保つ(ハリのある肌)のために重要な役割をになっています。年齢とともに新陳代謝の速度が落ちてくるのが、主な原因で、コラーゲンの数が減ったり、古くなって弾力を失ったりして、肌の保水機能が衰えてしまいます。

年をとるとコラーゲンが減ると弾力がなくなるし、水分がなくなって肌のハリも減るってことなのね。困ったな…。コラーゲンを食べれば補給できるでしょ!?
コラーゲンを食べても吸収されにくい!?
ここで、コラーゲンを食べれば良いと考えた方は多いはずです。

私以外の人もきっと思ってるはずよ!早くコラーゲン食べなきゃ!
ちょっと、待って!最後まで話を聞いてください。
コラーゲンは口から取り入れれ(食べれば)ば肌にまで行きわたると思ってますよね?
実は、食べたコラーゲンがすべて肌のコラーゲンになるわけではないんです…。

そ、そんなはずないよ…。だって、食べてるのもコラーゲンだよ?
コラーゲンは、たんぱく質なので、胃腸で分解されてアミノ酸というものに変わります。そして、体内で必要な量が再び作られます。コラーゲンは、肌だけではなく他にも骨や血管などにも使われているんです。そして、優先的に利用されるのは「生命の維持に必要な部分」に優先的に使われてしまうんです。
いま話のあった、食べるコラーゲンについて説明しますね。
コラーゲンは分子で考えると、消化吸収されにくい成分なんです。
つまり、コラーゲンを多く含む食品(豚など)を食べても、消化吸収されずに排出されてしまうということなんです。

そんな。唯一の希望であるコラーゲンを食べてもムダだなんて…。でも、コラーゲンとしてお店で売っているサプリとかは!?
市販されているコラーゲンは、一度に多くのコラーゲンを取ることができます。ですが、やはりこれも全て肌のコラーゲンになるとはかぎりません。
結論を言うと

そ、そそそんなにハッキリ言っちゃう? いまので、みんなを敵に回したよ。絶望するしかないってことなの…。
体内できちんとコラーゲンを作れる食事をする!

落ち着いてください。どうすればいいのかを説明していきます。
コラーゲンは、人の体内でも作られています。人の体で作れるように、コラーゲンの材料を意識して食べることで多くコラーゲンが作られて、肌にも利用されやすいくなるということになります。

それは詳しくしりたい!!
・良質なたんぱく質
(中でも動物性たんぱく質、肉や卵、魚など)
・鉄分(レバー類、牛もも、かつお、いわしなど
・亜鉛(牛肉の赤身、レバー類、カキなどの貝類)
・ビタミンC(柑橘類、キウイ、イチゴ)
さらに、ビタミンAも肌にとっても良い成分なんです!
ビタミンAは、肌のうるおい成分の細胞を育ててくれます。

なるほど!レバーが一番お手軽そうね!ただ、苦手な人も多いのが難点。でも、そのほかの食材でもカバーできそう!
様々な食材があるので、苦手な方は自分に合った食べ物を見つけるといいですね!
おいしいと思えるものを食べて、なおかつ肌もキレイになるなら苦になりませんよね。
肌をキレイにするためには、水分を保つビタミンAを取ることも大切です。ですが、そもそも水分を取っていなければ保てないので十分な水分補給。そして、睡眠で肌を補修することも大切だということを忘れてはいけません。
まとめ
・コラーゲンを食べるよりも、コラーゲンを身体で作れるように元となる食材を食べることで体でコラーゲンが作られるようになる
・緑黄色野菜をたっぷり食べて、ビタミンA・ビタミンCを取り込んでおくことをおススメします。この2つのビタミンは、老化に抵抗する力を持っている
・お肉や魚などのたんぱく質を食べると肌にいい組み合わせになる
野菜を食べるといっても、意外と食べられてないことが多くありませんか?
私自身、野菜が意外に高かったりすると控えめになってしまいます。
なので、もっとお手軽に野菜を取りたいと思って利用しているのがコチラ。
普通の野菜ジュースだと果物も入っていて、ビタミンCも取れるのですが野菜だけでもビタミンCは取れます。甘いとカロリーもあるので、本当に野菜だけのジュースを選んで飲んでいます。
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