妊娠を希望したら予防接種をヤっておく!

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こんにちは! 保健師 ひろみです。

今回のウイルスのことで、「感染症」について大きく取り上げられました。
そこで、防げる「感染症」について考えていきたいとおもいます。

ちーちゃん
 
 
 

これは…痛くてキライなやつだ…

これは、実はとても大切なことなんですが、今まで軽く考えられていたことなんです。

ちーちゃん
 

それってなんのこと?軽く考えてたことなんてあったかな…。

今回の流行したウイルス自体は妊娠には関係ありませんが、妊娠を考えている人にぜひ確認してほしい「感染症」を紹介します

Twitterで、上記のように発信しました。風疹と合わせて麻疹についても知っていただきたかったので、こちらで合わせて解説していきます。

○疹・○疹って実は恐ろしい…

上の「○」の部分にはどんな言葉が入ると思いますか

ちーちゃん
 

うーん。なんとなくだけど、風疹・麻疹じゃない?

そのとおりです!「風疹・麻疹」皆さんも聞いたことがあると思います。聞きなれていて、実際に深く考えたことがない人が多いのではないでしょうか?

ちーちゃん
 

確かに、そういわれるとそうね。子供の頃に注射しているし。周りにかかった人がいない気がするから考えてないかも。

そうですよね。子どもの頃に予防接種をしているので、大きな流行はしていません。ですが、予防接種をしていても感染することはあるんですよ

ちーちゃん
 

そうなの?それじゃあ予防接種の意味ないじゃん!

そう思いますよね。でも、予防接種では完全に感染を防ぐことはできないんです。予防接種の目的としては、次の通りです。

①免疫をつけて、特定の感染症にかからないように予防する
②免疫をつけることで、感染しても症状を軽く抑える
③免疫を持つ人を多くすることで、感染の拡大を防ぐ

 

この3つが主な目的となっているんです。最近世界的に流行しているウイルスには、予防接種もありませんし、免疫を持っている人もほとんどいません。そのため、多くの人が感染してしまいますし、症状を軽くすることもできないのです。

ちーちゃん
 

予防接種って、痛くて嫌いだったけど…。実はそんな役割があったんだね。考えたことなかった。

予防接種をすることが当たり前になっているので、今回のようなことがないと考える機会もほとんどないですよね。

 

今回のテーマである妊娠を考えている方には、ぜひ先ほどの「風疹・麻疹」の免疫があるかを確認してほしいんです。

 

繰り返しになりますが、子どもの頃に予防接種を受けているからといって、一生免疫が消えないものではありません。中には、免疫(抗体といって、特定の菌やウイルスに反応してやっつけてくれるもの)が減少している場合もあります。
ちーちゃん
 

そんなことがあるんだ…。でも、なんで風疹とかなの?

風疹について

基本的には予後良好な疾患であるが、高熱が持続したり、血小板減少性紫斑病(1/3,000〜5,000人)、急性脳炎(1/4,000〜6,000人)などの合併症により、入院が必要になることがある。成人では、手指のこわばりや痛みを訴えることも多く、関節炎を伴うこともある(5〜30%)が、そのほとんどは一過性である。

風疹に伴う最大の問題は、感受性のある妊娠20週頃までの妊婦が感染したことにより、風疹ウイルス感染が胎児におよび、先天異常を含む様々な症状を呈する先天性風疹症候群(congenital rubella syndrome:CRS)が出現することにある(頻度を含めた詳細は感染症週報IDWR2000年第7週号参照)。妊娠中の感染時期により重症度、症状の種類が様々である。先天異常として発生するものとしては、先天性心疾患(動脈管開存症が多い)、難聴、白内障、色素性網膜症などが挙げられる。先天異常以外に新生児期に出現する症状としては、低出生体重、血小板減少性紫斑病、溶血性貧血、黄疸、間質性肺炎、髄膜脳炎などが挙げられる。また、進行性風疹全脳炎、糖尿病、精神運動発達遅滞などが見られることがある。

引用にもあるように風疹の怖いところは、妊娠初期のお母さんが感染すると、赤ちゃんが「先天性風疹症候群」という障害をもって生まれる危険性があるからです。これは、赤ちゃんに『白内障・心臓奇形・小頭症・難聴・知能障害』が現れる可能性があるのです。
ちーちゃん
 

そんなことになるなんて…。知らなかった。そんなことになったらどうしよう…。

それを防ぐために、予防接種が効果的です!

 

そして、もう1つ名前をあげた「麻疹(はしか)」も危険です。

麻疹(はしか)について

麻疹は麻疹ウイルス(Paramyxovirus科Morbillivirus属)によって引き起こされる感染症であり、空気感染(飛沫核感染)、飛沫感染、接触感染と様々な感染経路を示し、その感染力は極めて強い。麻疹に対して免疫を持たない者が感染した場合、典型的な臨床経過としては10~12日間の潜伏期を経て発症し、カタル期(2~4日間)、発疹期(3~5日間)、回復期へと至る。ヒトの体内に入った麻疹ウイルスは、免疫を担う全身のリンパ組織を中心に増殖し、一過性に強い免疫機能抑制状態を生じるため、麻疹ウイルスそのものによるものだけでなく、合併した別の細菌やウイルス等による感染症が重症化する可能性もある。麻疹肺炎は比較的多い合併症で麻疹脳炎とともに二大死亡原因といわれている。さらに罹患後平均7年の期間を経て発症する亜急性硬化性全脳炎(subacute sclerosing panencephalitis: SSPE)などの重篤な合併症もある。先進国であっても麻疹患者約1,000人に1人の割合で死亡する可能性がある。わが国においても2000年前後の流行では年間約20~30人が死亡していた。世界での2015年の5歳以下の小児の死亡数推計によれば、麻疹による死亡は全体の1.2%を占めている (1)。唯一の有効な予防法はワクチンの接種によって麻疹に対する免疫を獲得することであり、2回のワクチン接種により、麻疹の発症のリスクを最小限に抑えることが期待できる

引用:NIID国立感染症研究所

 

麻疹は感染力が強く、1歳未満の赤ちゃんが感染すると危険です。急死や脳炎を発症することがあります。

 

これらの感染症を防ぐためには、子どもに予防接種を受けさせるだけではなく、親など大人たちも、免疫を獲得して感染を予防することが大切になります。妊娠している間に、予防接種ができない場合もあるので、妊娠を考えたら風疹・麻疹は抗体を検査しておくことをオススメします。

風疹・麻疹の予防接種はどうなってるの?

2006年度からMR(麻疹・風疹)混合ワクチンが定期接種に導入され、1歳と小学校入学前1年間の幼児(6歳になる年度)の2回接種となった。また、2007年に10~20代を中心とした麻疹の全国流行を受けて、2008年度~2012年度の時限措置として、中学1年生(13歳になる年度)あるいは高校3年生相当年齢(18歳になる年度)の者を対象に、2回目の定期接種が原則MRワクチンで行われることとなった。2回目の接種機会は、生年月日により、小学校入学前1年間(第2期)、中学1年生(第3期)、高校3年生相当年齢(第4期)の違いがあるが、第4期の接種率は特に大都市圏で低かった

引用:国立感染症研究所

繰り返しになりますが、大人になるまでの間に予防接種を受けていたり、感染したことがあるとすでに免疫力を持っているかもしれません。ですが、免疫が弱くなっている可能性もあります

ちーちゃん
 

そうなんだ…。でも、どんな感染症があって、どれくらいで免疫が弱くなったりするの?

いい質問ですね!
では、どんな感染症があるのかを次の表で紹介していきます。

感染症の種類

・細菌性の感染症

終生免疫ジフテリア、百日咳
数年~十数年腸チフス、パラチフス、ペスト、コレラ
数か月~数年破傷風、赤痢、流行性髄膜炎
免疫がほとんどできない肺炎菌(肺炎球菌、肺炎桿菌、ブドウ球菌)化膿菌

・ウイルス性の感染症

終生免疫麻疹、風疹、水痘、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)
数か月~数年ポリオ、インフルエンザ、デング熱
免疫が弱く再感染が稀でないものB型ウイルス性肝炎、オウム病
免疫がほとんど成立しないものヘルペス、サイトメガロウイルス感染症
ちーちゃん
 
 
 

思っていたよりたくさんの種類があるのね。風疹も麻疹もウイルスなんだ!

そうなんです。なので、今回のウイルスの予防方法について多くの情報がでてきましたよね。その方法で、予防することができます。そして、予防接種を受ければより安全です!

ここで、私の話を少しさせていただくと
流行性耳下腺炎といって、おたふく風邪のことです。
私は予防接種を何度か受けているのですが、受けた年の次の年になると、抗体がなくなってしまっているんです。上に書いてあるように、一度感染すると終生免疫を獲得できるんですが、私は感染したことがないようでして…。いつ、感染するか分からないので注意して生活しています。おたふく風邪も妊娠に関係していて、パートナーの男性が感染すると高熱により、精子が作られなくなってしまうんです。つまり、男性の不妊原因となってしまうんです。女性がおたふく風邪になって、男性に感染させてしまったら…。後悔が残りますよね…。
おたふく風邪は男性に影響がでます。
風疹は、女性が感染した場合に赤ちゃんに影響がでます。
ちーちゃん
 

つまり、男性も女性もというかみんなが、感染を予防する必要もあるし、なったら人に感染させないようにする必要があるということね。

そういうことです!

そして、風疹には注意が必要なことがもう一つあります。

予防接種を受けていない年代の男性がいます!
現在では、みんなほとんどの人が予防接種を受けている風疹ですが

昭和37年4月2日から昭和53年4月1日までの間に生まれた男性は、風疹予防接種を受ける機会がなかったために、2019年4月1日から3年間、原則として無料で予防接種が実施されています。接種前に風疹抗体検査を受け、抗体の数値が低い人が対象となります。

 ※検査・予防接種ができる医療機関については、各都道府県や市町村に問い合わせてください。

ちーちゃん
 

そうだったんだ!これは、妊娠を考えている人なら確認してほしいことね!

まとめ

・「風疹・麻疹」は妊娠を考えている人には抗体の確認が必要
・予防接種をしたからといって、必ず感染しないわけではない
・免疫がなくなってしまう感染症もある
・親から子どもに感染させる可能性もある
・病院で抗体検査を受けることで、免疫があるか確認できる
・予防接種をすることで、自分のためだけでなく周りの人の助けにもなる
・日ごろから感染症の予防が大切

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予防接種についてもっと詳しく知りたい!

今回、解説させてもらったのは、「風疹・麻疹」についてでした。上でも表で説明した通り、予防接種はもっとたくさんありますよね。こども用ですがもっと詳しく知りたい方は、こちらの書籍をどうぞ!
予防接種のえらび方と病気にならない育児法

関連の本を何冊か読んだ後に読んだのですが1番すんなり内容が入ってきました。いろいろな情報や意見がある中でエビデンスやデータ重視の現代医学ですが、結局立場が変われば意見が変わるのではないかと思っておりました。お金に支配される医学は信用できないですし。そもそも人間はデータで分析できるほど単純では無いはずなのに。
ここまで自分の意見を堂々と書ける黒部先生はすごいと思いました。
目の前の患者のためを思い続け考えぬいてでた貴重な意見がたくさんありました。

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